江戸時代に城下町として栄えた川越は、古い街並みと寺社巡りが人気のエリアです。歴史ある建物でいただくウナギや、特産品であるサツマイモを使ったワンハンドスイーツなどの名物を堪能して、レトロな喫茶店での時間も楽しめます。都心からのアクセスも良く、東北本線の一部列車ではグリーン車も利用可能。秋のぜいたくな日帰りさんぽに最適です。
Schedule
スケジュール
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10:15
川越駅からスタート
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10:401
川越大師 喜多院で江戸城の遺構と五百羅漢を見学
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11:402
川越氷川神社で縁結び祈願
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12:153
駄菓子にワンハンドスイーツも!菓子屋横丁
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12:454
創業200年以上の老舗・小川菊でウナギを堪能
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14:005
伝統的な醸造方法を守る笛木醤油 金笛 川越蔵のまち店
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14:156
江戸の町を体感!蔵造りの町並み
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15:107
レトロな雰囲気に浸るシマノコーヒー大正館
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16:30
川越駅から帰路へ
Access
アクセス
- 東京方面から川越へ
- 東京駅
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JR東北本線で約35分
- 大宮駅
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JR川越線で約25分
- 川越駅
- 大阪方面から川越へ
- 新大阪駅
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東海道新幹線で約2時間30分
- 東京駅
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JR東北本線で約35分
- 大宮駅
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JR川越線で約25分
- 川越駅
10:15 川越駅からスタート
徒歩で約25分
徳川家とゆかりの深い文化財の宝庫で紅葉見物
川越大師 喜多院
徳川家康とゆかりの深い天台宗の名刹。江戸時代初期の大火で境内がほとんど焼失したが、3代将軍・家光が再建に尽力。客殿と呼ばれる家光誕生の間や書院と呼ばれる春日局化粧の間などが江戸城から移築された。その後江戸城は消失したため、現存する唯一の江戸城の遺構とされる。多宝塔近くの売店奥にある五百羅漢の入り口を進むと、ずらりと並んだ538体の五百羅漢が出迎える。笑ったり、怒ったり、居眠りしたりとさまざまな表情で人間味たっぷり。桜や紅葉など、四季折々の風景も楽しめる。
- 住所
- 埼玉県川越市小仙波町1-20-1
- 電話
- 049-222-0859
- 拝観時間
- 9:00〜16:30(日曜・祝日は16:50まで)、11月24日~2月末日は9:00~16:00(日曜・祝日は16:20まで)※受付は30分前まで
- 料金
- 拝観料400円、小中学生200円(客殿・書院・五百羅漢)
- 定休日
- 12月25日~1月8日、2月節分前日(午後)、節分当日、4月2日~4日
徒歩で約15分
縁結びに御利益のある小江戸川越の総鎮守
川越氷川神社
創建約1500年の歴史ある古社。祭っている5柱の神々の中に2組の夫婦が含まれることから、家庭円満、夫婦円満、縁結びの神様として信仰を集めている。縁結びに関するお守りやおみくじなどが種類豊富にそろうほか、本殿裏の夫婦欅(めおとけやき)と呼ばれる御神木も人気のパワースポット。2本のケヤキの木の根元には石段が組まれており、8の字を描くように巡ると良縁や夫婦円満の御利益があるといわれている。
- 住所
- 埼玉県川越市宮下町2-11-3
- 電話
- 049-224-0589
- 受付時間
- 授与業務は8:00~16:30、御祈願は9:00~16:00
Column
豪華絢爛な山車が秋を彩る「川越まつり」
川越氷川神社が執行する「例大祭」を根源として、直後に行われる「神幸祭」や「山車行事(祭礼)」から成り立つ川越まつりは、約370年の伝統を誇り、「川越氷川祭の山車行事」として、国の重要無形民俗文化財に指定され、「ユネスコ無形文化遺産」にも登録されている。毎年10月第3日曜日とその前日に行われ、令和7年度は10月18・19日に開催される。精巧な人形を乗せた絢爛豪華な山車が、小江戸川越の象徴である蔵造りの町並みを中心に、街中を曳行される姿は迫力満点。また、山車が他の山車とすれ違う時、山車の正面を向け、町どうしの挨拶として行われる「曳っかわせ」が、さらにまつりを盛り上げる。
徒歩で約15分
駄菓子にスイーツ、心ときめくエリア
菓子屋横丁
石畳の道の両側に約30軒の店が立ち並ぶ100mほどの横丁。ほとんどがお菓子を売る店で、駄菓子店が何軒もあるのが特徴。カラフルなお菓子がずらりと並ぶ店先を見るだけでも楽しい。また、江戸時代からサツマイモ栽培が盛んな川越らしく、まんじゅうやソフトクリーム、スイートポテトパイなどのサツマイモを使ったワンハンドスイーツも豊富。さらに、ニッキやハッカなど昔ながらの手法で作られる飴を売る店なども。お土産探しにはもってこいのエリアだ。
- 住所
- 埼玉県川越市元町2丁目
- 電話
- 049-224-5940(川越市産業観光部 観光課 観光企画担当)
- 営業時間
- 散策自由(各店舗により異なる)
徒歩で約10分
川越の地でウナギ一筋200年以上の老舗
小川菊(おがきく)
江戸時代後期創業のウナギ専門店で、現在の店主は7代目。一子相伝で受け継がれてきた秘伝のたれで焼き上げる蒲焼きは、香ばしい皮とふっくらした身、そして甘辛さとうま味のバランスが絶妙な逸品だ。風情ある店舗は大正時代初期の建築。市内でも数少ない木造3階建てで、市の都市景観重要建築物等に指定されている。1階はバリアフリー、2階は畳敷きの椅子席になっており、海外の観光客にも人気。
- 住所
- 埼玉県川越市仲町3-22
- 電話
- 049-222-0034
- 営業時間
- 11:00~14:00・16:30~19:00LO(土・日曜・祝日は10:40~18:00LO)
- クレジットカード
- 利用可
- 定休日
- 木曜(祝日を除く)・不定休あり
徒歩で約10分
伝統の製法でじっくり時間をかけて造ったしょうゆをお土産に
笛木醤油 金笛 川越蔵のまち店
創業230年の伝統と歴史を持つ笛木醤油の直売店。まろやかな味わいが特徴のしょうゆは、厳選された丸大豆・小麦・天日塩のみを使用し、木桶でじっくりと時間をかけて発酵・熟成させる伝統的な製法で造られている。直売店ではしょうゆだけでなく、だししょうゆや自社のしょうゆを使ったスイーツなども購入できるので、お土産探しにぴったりだ。店の奥のお食事処 「うんとん処 春・夏・秋・冬」では自家製うどんと自慢のしょうゆを使ったつゆを味わえる。また、川越市の隣の川島町には、蔵元見学をはじめ、「食べる」「学ぶ」「買う」「遊ぶ」ことができる施設「金笛しょうゆパーク」もある。
- 住所
- 埼玉県川越市幸町10-5
- 電話
- 049-225-6701
- 営業時間
- 11:00~16:30(土・日曜・祝日は17:00まで)
- クレジットカード
- 利用可
- 交通系IC
- 利用可
- 定休日
- 無休
徒歩すぐ
江戸時代の面影を今に伝える歴史あるエリア
蔵造りの町並み
蔵造りの建物が多く残る貴重な地区で、江戸時代の商人文化や建築様式を体感できる。主に商家や倉庫として使用された蔵造りの建物は火災に強く、黒漆喰の重厚な外観、格子窓、重々しい屋根など、趣ある町並みが延々と続く風景は壮観だ。古い蔵を改装したカフェや老舗の菓子舗、漬物店などが軒を連ね、過去と現在が融合したまち歩きが楽しめる。
- 住所
- 埼玉県川越市幸町
- 営業時間
- 散策自由(各店舗により異なる)
徒歩で約10分
純喫茶で香り高いコーヒーとレトロなスイーツを
シマノコーヒー大正館
店名の「大正館」は、大正浪漫夢通り沿いにあることから。呉服店だったという1933(昭和8)年建築の建物をリノベーションした店内は落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした時間が流れる。もともとの建築のままという天井の丸い照明が、アンティークな調度とぴったりだ。自家焙煎(ばいせん)した豆をサイフォンで淹れるコーヒーには定評があり、その他のドリンクやデザートなどメニューが豊富なのもうれしい。中でも人気なのが自家製プリンを使ったプリン・ア・ラ・モード。堅めのプリンは玉子の風味たっぷりで濃厚な味わいだ。
- 住所
- 埼玉県川越市連雀町13-7
- 営業時間
- 12:00〜17:00(土・日曜・祝日は10:00~18:00)
- 定休日
- 不定休
徒歩で約20分、
川越駅から帰路へ(16:30)
- 文/宮内雅子(アド・グリーン)
- 写真/岩堀和彦
- ※情報は2025年8月時点のものです。
- ※紹介する施設への交通手段や時間はおおよその目安です。乗り換え時間や待ち時間等は含んでいません。余裕を持ってお出かけください。
- ※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
- ※表記されている料金は、特別な注記がない限りすべて税込です。
- ※年末年始、大型連休、お盆休みなどは一部省略してあります。




