レトロな街並みをワンハンドスイーツ片手に散策! 秋の小江戸・川越さんぽ
レトロな街並みをワンハンドスイーツ片手に散策! 秋の小江戸・川越さんぽ
レトロな街並みをワンハンドスイーツ片手に散策! 秋の小江戸・川越さんぽ
レトロな街並みをワンハンドスイーツ片手に散策! 秋の小江戸・川越さんぽ
レトロな街並みをワンハンドスイーツ片手に散策! 秋の小江戸・川越さんぽ
レトロな街並みをワンハンドスイーツ片手に散策! 秋の小江戸・川越さんぽ
レトロな街並みをワンハンドスイーツ片手に散策!
秋の小江戸・川越さんぽ
2025.09.19

江戸時代に城下町として栄えた川越は、古い街並みと寺社巡りが人気のエリアです。歴史ある建物でいただくウナギや、特産品であるサツマイモを使ったワンハンドスイーツなどの名物を堪能して、レトロな喫茶店での時間も楽しめます。都心からのアクセスも良く、東北本線の一部列車ではグリーン車も利用可能。秋のぜいたくな日帰りさんぽに最適です。

Schedule

Access

東京方面から川越へ
東京駅
JR東北本線で約35分
大宮駅
JR川越線で約25分
川越駅
大阪方面から川越へ
新大阪駅
東海道新幹線で約2時間30分
東京駅
JR東北本線で約35分
大宮駅
JR川越線で約25分
川越駅

10:15 川越駅からスタート

徒歩で約25分

1
10:40

徳川家とゆかりの深い文化財の宝庫で紅葉見物

川越大師 喜多院

徳川家康とゆかりの深い天台宗の名刹。江戸時代初期の大火で境内がほとんど焼失したが、3代将軍・家光が再建に尽力。客殿と呼ばれる家光誕生の間や書院と呼ばれる春日局化粧の間などが江戸城から移築された。その後江戸城は消失したため、現存する唯一の江戸城の遺構とされる。多宝塔近くの売店奥にある五百羅漢の入り口を進むと、ずらりと並んだ538体の五百羅漢が出迎える。笑ったり、怒ったり、居眠りしたりとさまざまな表情で人間味たっぷり。桜や紅葉など、四季折々の風景も楽しめる。

本堂の慈恵堂内の中央には慈恵大師、左右には不動明王を安置している。県指定有形文化財
客殿から見た秋の風景。紅葉の見頃は例年、11月下旬から12月上旬
表情豊かで愉快な姿が見られる五百羅漢。写真は燈明の油をそそいでいるところ
立ち並ぶ五百羅漢の後ろに鮮やかな朱色の多宝塔が見える
客殿内の3代将軍・家光の「誕生の間」。彩色による81枚の花模様が描かれている天井画は圧巻
住所
埼玉県川越市小仙波町1-20-1
電話
049-222-0859
拝観時間
9:00〜16:30(日曜・祝日は16:50まで)、11月24日~2月末日は9:00~16:00(日曜・祝日は16:20まで)※受付は30分前まで
料金
拝観料400円、小中学生200円(客殿・書院・五百羅漢)
定休日
12月25日~1月8日、2月節分前日(午後)、節分当日、4月2日~4日

徒歩で約15分

2
11:40

縁結びに御利益のある小江戸川越の総鎮守

川越氷川神社

創建約1500年の歴史ある古社。祭っている5柱の神々の中に2組の夫婦が含まれることから、家庭円満、夫婦円満、縁結びの神様として信仰を集めている。縁結びに関するお守りやおみくじなどが種類豊富にそろうほか、本殿裏の夫婦欅(めおとけやき)と呼ばれる御神木も人気のパワースポット。2本のケヤキの木の根元には石段が組まれており、8の字を描くように巡ると良縁や夫婦円満の御利益があるといわれている。

総ケヤキ造りの本殿。精巧な彫刻が施されている
縁結びや新しい出会いを願うお守りのほか、心身ともに美しくなり、縁を引き寄せるという美守(うつくしまもり)などバリエーション豊富
樹齢600年を超すという夫婦欅。2本のケヤキの木が仲良く並んでいる
境内の小川では、心身の穢(けが)れを祓(はら)う人形流しが行われる
住所
埼玉県川越市宮下町2-11-3
電話
049-224-0589
受付時間
授与業務は8:00~16:30、御祈願は9:00~16:00

Column

豪華絢爛な山車が秋を彩る「川越まつり」

川越氷川神社が執行する「例大祭」を根源として、直後に行われる「神幸祭」や「山車行事(祭礼)」から成り立つ川越まつりは、約370年の伝統を誇り、「川越氷川祭の山車行事」として、国の重要無形民俗文化財に指定され、「ユネスコ無形文化遺産」にも登録されている。毎年10月第3日曜日とその前日に行われ、令和7年度は10月18・19日に開催される。精巧な人形を乗せた絢爛豪華な山車が、小江戸川越の象徴である蔵造りの町並みを中心に、街中を曳行される姿は迫力満点。また、山車が他の山車とすれ違う時、山車の正面を向け、町どうしの挨拶として行われる「曳っかわせ」が、さらにまつりを盛り上げる。

徒歩で約15分

3
12:15

駄菓子にスイーツ、心ときめくエリア

菓子屋横丁

石畳の道の両側に約30軒の店が立ち並ぶ100mほどの横丁。ほとんどがお菓子を売る店で、駄菓子店が何軒もあるのが特徴。カラフルなお菓子がずらりと並ぶ店先を見るだけでも楽しい。また、江戸時代からサツマイモ栽培が盛んな川越らしく、まんじゅうやソフトクリーム、スイートポテトパイなどのサツマイモを使ったワンハンドスイーツも豊富。さらに、ニッキやハッカなど昔ながらの手法で作られる飴を売る店なども。お土産探しにはもってこいのエリアだ。

情緒ある横丁の風景
稲葉屋本舗」には懐かしい駄菓子がいっぱい。大人買いしてしまいそう
しっとりした皮にあんがたっぷり。「稲葉屋本舗」の紫いもまんじゅう150円
芋の甘さがほんのりやさしい「菓匠右門(かしょううもん) 菓子屋横丁店」のお芋のソフトクリーム(ミックス)450円
スイートポテトがぎっしり。「窯出し蜜いも ほくほく」の完熟!スイートポテトパイ350円
住所
埼玉県川越市元町2丁目
電話
049-224-5940(川越市産業観光部 観光課 観光企画担当)
営業時間
散策自由(各店舗により異なる)

徒歩で約10分

4
12:45

川越の地でウナギ一筋200年以上の老舗

小川菊(おがきく)

江戸時代後期創業のウナギ専門店で、現在の店主は7代目。一子相伝で受け継がれてきた秘伝のたれで焼き上げる蒲焼きは、香ばしい皮とふっくらした身、そして甘辛さとうま味のバランスが絶妙な逸品だ。風情ある店舗は大正時代初期の建築。市内でも数少ない木造3階建てで、市の都市景観重要建築物等に指定されている。1階はバリアフリー、2階は畳敷きの椅子席になっており、海外の観光客にも人気。

香の物と肝吸いの付くうな重(上重)4900円と、川越発のクラフトビール小江戸 瑠璃 生(小)600円
建物の四方に窓があり、涼しく通気性がいい
2階の椅子席は落ち着いた雰囲気
川越の蔵の町が描かれた暖簾(のれん)
住所
埼玉県川越市仲町3-22
電話
049-222-0034
営業時間
11:00~14:00・16:30~19:00LO(土・日曜・祝日は10:40~18:00LO)
クレジットカード
利用可
定休日
木曜(祝日を除く)・不定休あり

徒歩で約10分

5
14:00

伝統の製法でじっくり時間をかけて造ったしょうゆをお土産に

笛木醤油 金笛 川越蔵のまち店

創業230年の伝統と歴史を持つ笛木醤油の直売店。まろやかな味わいが特徴のしょうゆは、厳選された丸大豆・小麦・天日塩のみを使用し、木桶でじっくりと時間をかけて発酵・熟成させる伝統的な製法で造られている。直売店ではしょうゆだけでなく、だししょうゆや自社のしょうゆを使ったスイーツなども購入できるので、お土産探しにぴったりだ。店の奥のお食事処 「うんとん処 春・夏・秋・冬」では自家製うどんと自慢のしょうゆを使ったつゆを味わえる。また、川越市の隣の川島町には、蔵元見学をはじめ、「食べる」「学ぶ」「買う」「遊ぶ」ことができる施設「金笛しょうゆパーク」もある。

種類・サイズとも豊富にそろう。左から、春夏秋冬のだしの素500mL734円、川越しぼり100mL475円、金笛しょうゆ600mL659円、国産有機しょうゆ100mL594円、国産有機しょうゆ600mL1674円、川越しぼり600mL1426円
店内はしょうゆを使った商品がずらり。奥にお食事処がある
しょうゆの塩気で甘みが引き立つ木桶バウム(カット)しょうゆ250円、プレーン230円、ホール1500円
重厚な蔵造りの建物に、歴史を感じる木の看板が目印
住所
埼玉県川越市幸町10-5
電話
049-225-6701
営業時間
11:00~16:30(土・日曜・祝日は17:00まで)
クレジットカード
利用可
交通系IC
利用可
定休日
無休

徒歩すぐ

6
14:15

江戸時代の面影を今に伝える歴史あるエリア

蔵造りの町並み

蔵造りの建物が多く残る貴重な地区で、江戸時代の商人文化や建築様式を体感できる。主に商家や倉庫として使用された蔵造りの建物は火災に強く、黒漆喰の重厚な外観、格子窓、重々しい屋根など、趣ある町並みが延々と続く風景は壮観だ。古い蔵を改装したカフェや老舗の菓子舗、漬物店などが軒を連ね、過去と現在が融合したまち歩きが楽しめる。

この地区は重要伝統的建造物群保存地区にも選定されている
新井武平商店 ヤマブ川越時の鐘店」のみそだれを使った黄金だんご450円。もっちりとしていて食べ応え満点
COEDO HACHI」の焼芋ブリュレ(カスタード)650円は、しっとり甘い焼き芋の上にカスタードクリームがたっぷり。夏はひんやり、冬はホットで楽しめる
焼き芋とミルクの風味が絶妙で、たっぷりクリームがうれしい「MINAMIMACHI COFFEE」のやきいもラテ650円
ねっとりとした甘さがたまらない「MINAMIMACHI COFFEE」のやきいも(紅はるか)380円
住所
埼玉県川越市幸町
営業時間
散策自由(各店舗により異なる)

徒歩で約10分

7
15:10

純喫茶で香り高いコーヒーとレトロなスイーツを

シマノコーヒー大正館

店名の「大正館」は、大正浪漫夢通り沿いにあることから。呉服店だったという1933(昭和8)年建築の建物をリノベーションした店内は落ち着いた雰囲気で、ゆったりとした時間が流れる。もともとの建築のままという天井の丸い照明が、アンティークな調度とぴったりだ。自家焙煎(ばいせん)した豆をサイフォンで淹れるコーヒーには定評があり、その他のドリンクやデザートなどメニューが豊富なのもうれしい。中でも人気なのが自家製プリンを使ったプリン・ア・ラ・モード。堅めのプリンは玉子の風味たっぷりで濃厚な味わいだ。

呉服店の洋風建築を利用した店内は、シックな内装
銀色の皿がレトロ感満載のプリン・ア・ラ・モード900円
クリームソーダと、5色のゼリーが入ったゼリーポンチ各750円。どちらもSNS映えする人気メニュー
すべての年を集めるのに1年以上かかったというロイヤルコペンハーゲンの大正時代のイヤープレートと古い時計が絶妙なインテリア
外観もクラシカルで、街並みにぴったりなじんでいる
住所
埼玉県川越市連雀町13-7
営業時間
12:00〜17:00(土・日曜・祝日は10:00~18:00)
定休日
不定休

徒歩で約20分、
川越駅から帰路へ(16:30)

  • 文/宮内雅子(アド・グリーン)
  • 写真/岩堀和彦
  • ※情報は2025年8月時点のものです。
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