東京駅から東北・北海道新幹線で北海道内最南端の駅、木古内駅へ。町内を観光した後は海沿いを走る道南いさりび鉄道で函館へ向かい、帰りは新函館北斗駅から新幹線に乗る1泊2日のコースです。グルメ、温泉、街並み、買い物、鉄道……と道南の魅力が目一杯味わえます。
Schedule
スケジュール
- 10:45
木古内駅からスタート
- 10:501
道の駅 みそぎの郷 きこない(「どうなんde's」)で豚丼を味わう
- 11:502
縄文土器や鉄道古物が見られる木古内町郷土資料館「いかりん館」
- 15:003
宿泊は望楼NOGUCHI函館。温泉でゆったり
Access
アクセス
- 東京方面から木古内へ
- 東京駅
-
東北・北海道新幹線はやぶさ1号で約4時間
- 木古内駅
10:45 木古内駅からスタート
徒歩で約2分
ブランド豚やソフトクリームなど美味いろいろ
道の駅 みそぎの郷 きこない(「どうなんde's」)
道南を中心とした北海道や青函エリアの銘菓が買えるショッピングコーナーや、レストラン、観光案内所がある道の駅。「みそぎの郷(さと)」という名称は、毎年1月に町内で行われる「寒中みそぎ祭り」にちなんで付けられた。道の駅内のイタリアンレストラン「どうなんde's(デス)」で提供しているひこま豚の豚丼は、甘じょっぱいしょうゆダレに漬け込んだ肉にハーブがアクセント。店内に置かれたワインセラーには、北海道南部で生産される希少なワインを始め、ツウ好みの銘柄をそろえている。
- 住所
- 北海道上磯郡木古内町本町338-14
- 電話
- 01392-2-3161(道の駅 みそぎの郷 きこない、「キッチンキーコ」)、
01392-6-7210(「どうなんde's」「コッぺん道土」) - 営業時間
- 9:00〜17:00(3~10月は~18:00)※店舗により異なる
- 定休日
- 年末年始
- クレジットカード
- 利用可(一部不可の店舗あり)
- 交通系IC
- 利用可(一部不可の店舗あり)
車で約5分
実際に使われていた鉄道古物コレクションは必見
木古内町郷土資料館「いかりん館」
2011(平成23)年に閉校となった小学校校舎を活用した郷土資料館。埋蔵文化財に指定された遺跡からの出土品や産業・生活に用いられた古道具などを展示している。中でも全国からファンが訪れるというのが鉄道資料室。元国鉄職員が寄贈した駅名看板や制服、道具など、さまざまな鉄道古物が所狭しと並ぶ様子は感激必至。「でも実はこれで終わりじゃないんです。バックヤードにもまだまだ収納しているので、ご希望があればお見せします」と木元豊学芸員。いかりん館入場記念券に来訪日を印字し、改札ばさみでパチッと切れ込みを入れる入鋏(にゅうきょう)体験も楽しい。
- 住所
- 北海道上磯郡木古内町鶴岡74-1
- 電話
- 01392-2-4366
- 営業時間
- 9:00〜16:00
- 定休日
- 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始 ※冬季臨時休館あり
- 入場料
- 無料
車で約5分
Column
どの車両に乗れるのかワクワク「道南いさりび鉄道」
木古内駅から乗車できる道南いさりび鉄道は、北海道新幹線の開通に伴い開業した第三セクター鉄道で、旧江差線のうち五稜郭~木古内間を引き継ぎ運営している。海沿いを走る絶景ポイントの多い路線としても知られており、天候に恵まれれば車窓から下北半島や津軽半島、函館山を望むことができる。旧国鉄急行色や濃緑色など独自に色を塗ったキハ40形の8両の車両も注目を集めており、いつどの車両が走るのかは公式ホームページで確認可能。観光列車・ながまれ海峡号を使ったイベントも不定期で開催している。
道南いさりび鉄道で約1時間の函館駅下車
徒歩で約6分の函館駅前電停へ
函館市電で約33分の湯の川温泉電停下車
徒歩で約4分
リフレッシュできるくつろぎの非日常空間
望楼NOGUCHI函館
湯の川温泉郷にある「大人の隠れ家」をコンセプトにしたハイクラスの温泉宿。「一人専用」「和モダン」「スイート」の3タイプの部屋があり、幅広い旅のスタイルに対応。「和モダン」と「スイート」には展望風呂が付いていて、プライベートな湯あみが楽しめる。部屋の布団や枕、「スイート」のソファは使い心地を第一に考えた特注品。温泉でリラックスした体を深く沈めてくつろぎたい。夕食は館内にある食事処(どころ)で、季節の会席料理が味わえる。
- 住所
- 北海道函館市湯川町1-17-22
- 電話
- 0570-026573(10:00〜17:00)
- 料金
- 「和モダン」1泊2食付き43,050円~(2名1室1名当たり)
- クレジットカード
- 利用可
Schedule
スケジュール
- 10:00
宿をチェックアウト
- 11:004
異国情緒漂う元町エリアを散策
- 12:305
五島軒本店 レストラン雪河亭で洋食ランチ
- 13:506
金森赤レンガ倉庫で軽食を楽しみ土産を選ぶ
Access
アクセス
- 東京方面から木古内へ
- 東京駅
-
東北・北海道新幹線はやぶさ1号で約4時間
- 木古内駅
10:00 宿をチェックアウト
徒歩で約4分の湯の川温泉電停へ
函館市電で約40分の末広町電停下車
徒歩で約4分
海と山と建造物が独特の景観を演出
元町エリア
1859(安政6)年、長崎、横浜とともに日本で最初の貿易港として開港した函館。北海道ではいち早く西洋文化が移入され、その面影を色濃く残しているのが元町エリア。各国の領事館や、寺院、教会、和風・洋風の店舗や住宅に加えて、1階を和風、2階を洋風に設計した「上下和洋折衷」の建物が混在する異国情緒漂う独特の街並みを形成している。中には明治から昭和初期にかけて建てられた歴史的建造物も点在し、見応え満点だ。併せて散策のポイントになるのは、函館港を背に平行に伸び、美しい景色が楽しめる19の坂。八幡(はちまん)坂、基(もとい)坂、二十間(にじゅっけん)坂などの名前がつけられた個性豊かな坂を、上り下りしながら巡ってお気に入りの風景を探そう。
- 住所
- 北海道函館市元町
- 営業時間
- 散策自由(各店舗・施設により異なる)
Column
函館山ロープウェイで夜景観賞へ
函館ハリストス正教会のほど近くにある函館山ロープウェイ山麓駅からロープウェーに乗って、標高334mの函館山山頂から絶景を眺めよう。函館山からの眺望は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」改訂版第2版で三つ星として紹介されている。特に夜景は香港、ナポリと並ぶ世界三大夜景の一つとも称され、多くの人の心を魅了してやまない美しさ。夜の海の陰影が、函館湾と津軽海峡に挟まれた扇状の地形にきらめく街の明かりを際立たせている。
徒歩で約7分
大正時代から受け継がれるカレーが名物
五島軒本店 レストラン雪河亭
創業者・若山惣太郎と、函館ハリストス正教会で料理やパンを学んだ旧幕府軍の五島英吉が1879(明治12)年に開いた洋食レストラン。看板メニューは大正時代に完成したレシピを受け継ぐカレー各種で、明治の洋食&カレーセットはイギリス風または明治のカレーのどちらかを選ぶことができる。軽食で楽しみたいなら、北海道産小麦粉を使用したさっくりふんわり食感の函館カレーパンとクリーミーな五島軒ソフトクリームがおすすめだ。
- 住所
- 北海道函館市末広町4-5
- 電話
- 0138-23-1106
- 営業時間
- 11:30〜14:30 LO・17:00〜20:00 LO(12月31日はランチのみ)
- 定休日
- 火曜、1月1日〜2日
- クレジットカード
- 利用可
- 交通系IC
- 利用可
徒歩で約7分
函館生まれのグルメとアイテムに注目!
金森赤レンガ倉庫
飲食店や土産物店など43店が集結した金森赤レンガ倉庫は、明治時代に建てられた7棟の赤レンガ倉庫をそのまま利用した商業施設。「函館ヒストリープラザ」「金森ホール」「金森洋物館」「BAYはこだて」の4つのゾーンに分かれている。函館ならではの味を楽しむなら、とろけるような食感のチーズオムレットが人気の「函館洋菓子 スナッフルス」や店舗限定ビールを2種そろえる「函館ビヤホール」へ。また函館生まれのかばん作家・永嶺康紀のショップ「OZIO YN+」には、北海道の動物を描いたバッグや革小物が並び、旅の思い出の品を買うのにもぴったり。
- 住所
- 北海道函館市末広町14-12ほか
- 電話
- 0138-27-5530
- 営業時間
- 物販店は9:30~19:00、函館ビヤホールは11:30~21:00LO(土・日曜・祝日は11:00~)
- 定休日
- 無休
- クレジットカード
- 利用可(一部不可の店舗あり)
- 交通系IC
- 利用可(一部不可の店舗あり)
徒歩で約6分の十字街電停へ
函館市電で約6分の函館駅前電停下車
函館駅からJRはこだてライナーで約22分の新函館北斗駅から帰路へ(16:20)
- 文/孫田二規子
- 写真/松浦靖宏
- ※情報は2025年11月時点のものです。
- ※紹介する施設への交通手段や時間はおおよその目安です。乗り換え時間や待ち時間等は含んでいません。余裕を持ってお出かけください。
- ※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
- ※表記されている料金は、特別な注記がない限りすべて税込です。
- ※年末年始、大型連休、お盆休みなどは一部省略してあります。




