静岡県伊東市は人口1,000人当たりの菓子屋さんの数が日本随一(伊東商工会議所調べ)で、お菓子の街であることを知ってもらうため「伊東お菓子ぃ共和国」を建国。そのPR活動の一環として行っているのが、伊東の名所・大室山をイメージし開発した「大室山スイーツ」だ。今回は、「伊東お菓子ぃ共和国」に所属している3店舗から、伊東駅の駅員さんおすすめの「大室山スイーツ」をピックアップ、伊東に行ったらぜひ味わいたいスイーツをご紹介。
01抹茶本来の風味を楽しむフレンチトースト
ベーカリー&カフェレストランSAZANKA
伊東駅から徒歩約2分の湯の花通り入り口にある人気のパン店。食材や製法にこだわったパンは総菜系から食パンまで種類が豊富で、伊豆特産のニューサマーオレンジを使ったデニッシュ食パンといった地域の食材を取り入れたパンもある。「Mt.Omuro Sweet」1個200円は、伊東のランドマーク・大室山をモチーフにしたフレンチトースト。静岡県藤枝市岡部町産の上品質な抹茶をまとわせることで、春夏の緑豊かな大室山を表現している。抹茶本来のコクや苦み、優しいバターと卵の甘さが染み渡った甘食生地のバランスが良い一品だ。
POINT
社長自らが開発した「Mt.Omuro Sweet」の一番のこだわりは、岡部町産の茶葉を使用したこと。フレンチトーストの甘さを、抹茶の苦みが引き締めてくれるので、甘さを感じつつも、すっきり食べることができます。
伊東駅 S・Hさん
02人気の味を詰め合わせた一口サイズのフィナンシェ
なないろおやつ
常時11種類をラインアップするフィナンシェ専門店。食品の廃棄ロスを減らしたいという店主の思いから、消費期限が長い焼き菓子の中でもファンが多いフィナンシェに特化した専門店として2020年4月にオープンした。小麦粉を使わずに作ったフィナンシェや発酵バターのプレミアムフィナンシェもある。「コロコロフィナンシェ5個ミックス」1袋500円は、大室山の四季の彩りをイメージしたミニサイズのフィナンシェ5種類入りで、シェアして食べ歩くのも楽しい。アーモンドを味わうクラシック、お米とこうじ、ほうじ茶、深蒸し緑茶、米こうじとなつめやしと、どれも食材本来の風味を感じることができ、口当たりのよいしっとりした食感がたまらない。
POINT
どのフィナンシェにするか迷ったらこれがおすすめです。アイテムごとに手順や温度管理が異なり1度に1種ずつしか焼けないため、5種類を2時間半かけて作られています。イチ推しの「米こうじとなつめやし」は、発酵バターの風味豊かでなつめやし(デーツ)の自然な甘さがフィナンシェにぴったりです。
伊東駅 S・Hさん
03登山口の鳥居もシュクレで飾った個性派スイーツ
パティスリー甘青堂
伊東と修善寺を結ぶ県道12号沿いにある地元で評判の洋菓子店。ショーケースには、東京でフランス菓子を修業した店主が丹精込めて作るケーキが並ぶ。「春夏のYA-MA!!」「黒いYA-MA!!」「冬のYA-MA!!」各800円は、大室山の四季に合わせて登場する新食感のスイーツ。中でも毎年3~9月ごろに登場する「春夏のYA-MA!!」は、大室山の緑をピスタチオのババロアで表現し、中にはグリオットチェリーと赤いベリーのジュレでさくらの里を、下にクッキー層で火山噴出物のスコリア、中にはイチゴでマグマを表現している。プルンとした食感から、食べ進めるごとにジュレの優しい酸味、ザクザクとしたクッキーと、食感と味わいの変化を楽しめる。
POINT
伊東を代表する観光スポット・大室山の春夏秋冬を表現したスイーツです、季節ごとに見た目と味が変わるので、店を訪れるたびに違う味を味わう楽しみもあります。
伊東駅 K・Mさん
- 文/千葉香苗(アド・グリーン)
- 撮影/新井鏡子
- ※上記の情報は2025年2月現在のものです。
- ※料金・営業時間・定休日・メニューなどは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
- ※表記されている料金は、特別な注記がない限りすべて税込です。
- ※年末年始、大型連休、お盆休みなどは一部省略してあります。


