秋深まる八幡平で紅葉と秘湯を満喫
秋深まる八幡平で紅葉と秘湯を満喫
秋深まる八幡平で紅葉と秘湯を満喫
秋深まる八幡平で紅葉と秘湯を満喫
秋深まる八幡平で紅葉と秘湯を満喫
秋深まる八幡平で紅葉と秘湯を満喫
秋深まる八幡平で紅葉と秘湯を満喫
2024.09.26

岩手県と秋田県にまたがる八幡平(はちまんたい)は、一帯が十和田八幡平国立公園に指定され、数々の秘湯と紅葉の名所として知られています。絶景の紅葉ドライブ、トレッキング、名湯をアクティブに楽しむ1泊2日の旅へ出かけませんか。

Schedule

Access

東京から盛岡へ
東京駅
東北新幹線で約2時間10分
盛岡駅
大阪から盛岡へ
大阪国際空港(伊丹空港)
飛行機で約1時間20分
いわて花巻空港
バスで約45分
盛岡駅
福岡から盛岡へ
福岡空港
飛行機で約1時間55分
いわて花巻空港
バスで約45分
盛岡駅

11:00 盛岡駅で駅弁を購入してスタート

車で約30分

1
11:30

赤や黄色のコントラストが美しい

八幡平アスピーテライン

岩手県八幡平市の緑ヶ丘ゲートから秋田県アスピーテライン入口までの約27kmを結ぶドライブウェイ。冬の通行止めが解除される4月中旬になると、道路沿いに除雪後に積み上げられた"雪の回廊"が出現することで知られる。また国内有数の紅葉スポットとしても知られ、県境付近からは、八幡平アスピーテライン一帯が錦秋に染まるダイナミックな景観に包まれながらドライブを楽しめる。

ゆるやかな蛇行が続き、標高ごとの紅葉が楽しめる
住所
岩手県八幡平市
電話
0195-78-3500(八幡平市観光協会)
定休日
11月上旬~4月中旬(冬季閉鎖)

車で約30分

2
12:00

標高1,613mの日本百名山の一つ

八幡平トレッキング

駐車場がある八幡平山頂レストハウスを起点に、約1時間の散策から約3時間30分の本格登山まで、体力や時間に合わせてトレッキングコースを選ぶことができる。散策路はきれいに整備された木道が続くので歩きやすい。おすすめは、頂上から八幡沼を通り、源太森を歩くコース。火山湖である八幡沼や、辺り一面を覆う草紅葉が美しく、山ならではの圧巻のスケールの中を歩き進められる。

アップダウンもあるが、山頂付近はゆるやかな道が続き、歩きやすい
八幡平の中でも眺望がよいことで知られる源太森。見返峠から約40分
盛岡駅で購入した鶏舞弁当986円をランチに。源太森付近なら岩に腰掛けて食べることもできる
住所
十和田八幡平国立公園内 八幡平山頂レストハウス
電話
0195-78-3500(八幡平市観光協会)
営業時間
9:00~17:00(夜間通行止め期間は16:30まで)
料金
無料(駐車場は別途、普通車500円)
定休日
11月上旬~4月中旬(冬季閉鎖)

Column

山の休憩所・八幡平山頂レストハウス

八幡平トレッキングの拠点。休憩コーナーのほか、地場産品を取り扱う売店や食堂も備えている。食堂の人気メニューは源太カレーうどん1,000円。稲庭風の細めのうどんがカレースープによく絡み、辛さもほどよい中辛だ。

車で約5分

3
15:30

いつまでも体ポカポカの名湯を

藤七温泉 彩雲荘

八幡平アスピーテライン沿いの標高1,400mに立つ一軒宿。自慢はなんといっても、山から引いている源泉かけ流しの湯。混浴露天風呂と男女別内湯、本館にある男女別露天風呂に注がれる。混浴露天風呂は夜には女性専用タイムもあるが、湯浴み着(大型バスタオル)も販売しているので、混浴初心者も気兼ねなく利用可能だ。食事は、朝夕ともにバイキング形式で、山菜や川魚などがメインの素朴な地産地消料理が並ぶ。

山腹に大小6つの湯船が点在し、そのうち一つが女性専用。湯底から温泉成分を含んだ泥をすくってパックもできる
毎朝温泉で茹でる、名物の黒たまご1個100円
バイキングでは姫竹煮、インゲン豆の一種「ささぎ」を使った和え物などが並ぶ
客室は全26室。別館はトイレ付きで、Wi-Fiも完備
住所
岩手県八幡平市松尾寄木北の又
電話
090-1495-0950
営業時間
日帰り入浴は8:00~17:00
料金
1泊2食付き13,750円~。日帰り入浴はおとな650円
定休日
冬季休業(11月~4月中旬)
泉質
単純硫黄泉

Schedule

Access

東京から盛岡へ
東京駅
東北新幹線で約2時間10分
盛岡駅
大阪から盛岡へ
大阪国際空港(伊丹空港)
飛行機で約1時間20分
いわて花巻空港
バスで約45分
盛岡駅
福岡から盛岡へ
福岡空港
飛行機で約1時間55分
いわて花巻空港
バスで約45分
盛岡駅

10:00 宿をチェックアウト

車で約15分

4
10:15

山の秘湯で日帰り入浴

松川温泉 峡雲荘

ブナやナラの原生林に囲まれた、松川温泉峡にある一軒宿。館内は、温泉の地熱により全体をじんわりと暖めているので、足先まで心地よい。日帰り入浴の利用が可能で、男女別大浴場は2024年6月にリニューアルしたばかり。湯の花が舞う乳白色の湯は硫黄泉で肌にやさしく、深部から体が温まる。混浴露天風呂や女性専用露天風呂も入浴でき、大広間では休憩だけでなく食事利用もできる。

周囲の原生林を眺めながら、野趣満点の湯浴みを満喫できる
天井や壁の木の香と、硫黄の香りが秘湯風情を感じさせる
山小屋の雰囲気漂う外観
住所
岩手県八幡平市松尾寄木松川温泉
電話
0195-78-2256
営業時間
日帰り入浴は8:30~18:00最終受付(※変更する場合も有)
料金
1泊2食付き15,550円~。日帰り入浴は700円(大広間利用付きは900円)
定休日
不定休(休館日は公式ホームページを要確認)

車で約10分

5
11:30

紅葉と渓谷美を一度に堪能

松川渓谷

八幡平エリア屈指の紅葉名所。東八幡平から松川温泉まで続く渓谷で、ブナやナラ、カエデやモミジなどの落葉樹が多く、10月中旬から下旬になると赤やオレンジに色づいていく。なかでも森の大橋付近は、川岸の崖が柱状節理になっている松川渓谷玄武岩もあり、荒々しい崖と紅葉が鮮やかなコントラストを描く。近くの「岩手県県民の森」も紅葉が美しく、合わせてめぐるのがおすすめ。

森の大橋付近の遊歩道を歩いた先にある、松川渓谷玄武岩と紅葉のダイナミックな景観
約2.8kmの林道を歩いた先に落差30mの七滝がある。紅葉トレッキングにおすすめ
住所
岩手県八幡平市松尾寄木
電話
0195-78-3500(八幡平市観光協会)
営業時間
見学自由

車で約5分

6
12:05

八幡平自慢の味が集結

松尾八幡平物産館あすぴーて

八幡平の地元生産者が持ち寄った高原野菜や米、山菜などの農産物をはじめ、染め物や籠などの工芸品も販売。お土産ならば、八幡平の名所・ドラゴンアイを絵柄にした地ビールや、安比まいたけを使った炊き込みご飯の素などがおすすめ。食堂も併設され、うどんやそばの軽食から、地場産品の野菜を使ったカレーライスなども味わえる。

高原野菜は5月上旬~12月下旬までが種類が多く、秋になるとキノコ類が並ぶ
地域限定生産のニンニク「八幡平ヴァイオレット」1袋800円は、外皮が薄い紫色になっているのが特徴
人気商品の炊き込みご飯の素(2合炊き用)650円(写真左)、地ビール・ドラゴンアイエピローグ開眼セット2,300円
住所
岩手県八幡平市柏台1-28泉
電話
0195-78-3480
営業時間
8:30~16:00(土・日曜は17:00まで。※八幡平アスピーテライン閉鎖時期は8:30~16:00)
料金
入園無料(遊具により有料あり)
定休日
無休(八幡平アスピーテライン閉鎖時期は食堂休業)

車で約5分

7
12:40

体にやさしい熱々の手作りピザ

森のイタリアン ラ・ミア・マンマ

地産地消と体にやさしい味を目指したイタリアンを味わえる。メニューの中でも生地から手作りのピザが好評で、地物の野菜や自家製燻製などをトッピングしたメニューもある。スイーツやパンも自家製を徹底し、パイ生地でリコッタチーズと生クリームなどを挟んだ南イタリアの伝統菓子のカンノーリは、クリームの甘酸っぱさが感じられるスイーツで、まろやかな発芽コーヒーとの調和もよい。

季節限定ピザの燻製ピザやカンノーリ、日替わりサラダなどが付いたセット1,560円
木の香りに包まれる店内
左から店主の高橋典惠さんと、スタッフの宮島さん
住所
岩手県八幡平市松尾寄木 第一地割668-68
電話
0195-68-7924
営業時間
11:00~14:00LO・17:00~19:00LO(※17:00以降は要予約)
定休日
火・水・木曜

車で約8分

8
13:50

黒々と荒野が広がる噴火の足跡

焼走り熔岩流観察路

岩手山北東山腹に位置する溶岩流の跡地。1732(亨保17)年の大噴火の際に流れ出たもので、長さ約4km、幅約1.5kmもの黒い岩石帯が広がり、所要約45分の散策が可能だ。岩石帯の表面には、シラガゴケといった苔類や地衣類が生えている様子が見られることから学術的にも価値が高く、国立公園特別保護地区、国の特別天然記念物に指定されている。展望台から真っ黒な大地を一望すれば、自然の驚異を体感できる。

残雪が残る岩手山と溶岩流。噴火からすでに300年ほど経過しているが、未だに草花の生息は少ない
住所
岩手県八幡平市平笠第24地割
電話
0195-78-3500(八幡平市観光協会)
営業時間
見学自由

車で約40分

9
15:30

レトロ邸宅で愛でる床もみじ

南昌荘

1885(明治18)年に盛岡出身の実業家・瀬川安五郎の邸宅として建てられた。1,000坪以上の広大な敷地には池泉回遊式庭園を有し、約40本のヤマモミジのほか、紅葉する樹木50本ほどを植栽している。庭園は紅葉の名所として知られ、錦秋の庭園とともに、邸宅内では磨き込まれた床板に色鮮やかな紅葉が映り込む「床もみじ」を楽しむことができる。例年11月上旬からはライトアップも行われる。

庭園をじっくり眺められるよう、椅子を配した休憩場所もある
庭園は国の登録記念物に指定されている
住所
岩手県盛岡市清水町13-46
電話
019-604-6633
営業時間
10:00~17:00(12月~3月は10:00~16:00)
料金
入園300円
定休日
月(祝日の場合は開館)・火曜

車で約6分

10
16:30

盛岡じゃじゃ麺が生まれた老舗の味

白龍 本店

盛岡じゃじゃ麺発祥の店。初代店主の高階貫勝(たかしなかんしょう)さんが考案したもので、戦前に旧満州で食べたという炸醤麺(ジャージャー麺)をもとに考案された。うどんのような平打ち麺が特徴で、挽き肉やシイタケ、ゴマなどを混ぜ合わせた味噌餡、千切りキュウリを混ぜて味わう。甘さとショウガの刺激がミックスした不思議な味わいだ。最後は、生卵とじゃじゃ麺のゆで汁を加えた「ちーたんたん」で味わう。

じゃじゃ麺(小)600円。麺の量は中盛り、大盛りもある
締めの「ちーたんたん」。卓上の塩やコショウ、ラー油などを加えて自分好みの味に
オープンと同時に行列する人気店で、店内は常に満席状態だ
住所
岩手県盛岡市内丸5-15
電話
019-624-2247
営業時間
9:00~20:40LO(日曜は11:30~16:00LO)
定休日
イベント時の日曜

車で約10分、盛岡駅から帰路へ(17:30)

  • 文/千葉香苗(アド・グリーン)
  • 撮影/新井鏡子
  • ※上記の情報は2024年9月掲載時点のものです。
  • ※紹介する施設への交通手段や時間はおおよその目安です。余裕を持ってお出かけください。
  • ※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
  • ※表記されている料金は、特別な注記がない限りすべて税込です。
  • ※年末年始、大型連休、お盆休みなどは一部省略してあります。