ニューヨークタイムズ紙(電子版)の「2023年に行くべき52カ所」に選ばれ、世界からも注目の盛岡。歴史的建造物や偉人ゆかりの地を訪ね、地ビールを味わい、半日で気ままに楽しむイイトコ取りの盛岡旅へ。
Schedule
スケジュール
- 12:00
盛岡駅からスタート
- 12:151
柳家 総本店で納豆キムチラーメンを
- 13:102
盛岡のランドマーク、岩手銀行赤レンガ館を見学
- 14:103
自家焙煎 いなだ珈琲舎でひと休み
- 15:104
啄木新婚の家で天才詩人に思いを馳せる
- 15:505
い〜はと〜ぶアベニュー材木町をぶらぶら
- 16:206
宮沢賢治ゆかりの光原社で民芸品に出合う
- 17:307
- 18:35
盛岡駅から帰路へ
Access
アクセス
- 東京から盛岡へ
- 東京駅
東北新幹線で約2時間10分- 盛岡駅
- 大阪から盛岡へ
- 大阪国際空港(伊丹空港)
飛行機で約1時間20分- いわて花巻空港
バスで約45分- 盛岡駅
- 福岡から盛岡へ
- 福岡空港
飛行機で約1時間55分- いわて花巻空港
バスで約45分- 盛岡駅
12:00 盛岡駅からスタート
徒歩で約15分
唯一無二の納豆味噌スープと完全自家製麺
柳家 総本店
街のラーメン店にとどまらない柳家は、「麺づくりは、小麦づくりから」を掲げ、10年以上前から自社農園で小麦「ゆきちから」を栽培。50周年を迎えた柳家の全店舗で提供する麺だ。定番の一つ「キムチ納豆ラーメン」は、納豆を混ぜ合わせてさらに発酵させた味噌を使ったスープに、ほどよい辛さのキムチが加わって絶妙なブレンド。独自の完全自家製麺とともに何度でも味わいたい奥深さだ。
- 住所
- 岩手県盛岡市大通二丁目1-23 サンクイーンビル1F
- 電話
- 019-651-9100
- 営業時間
- 11:00~翌2:30(日曜は11:00~23:30)
- 定休日
- 無休
徒歩で約1分の映画館通りバス停へ
バス約7分の盛岡バスセンター下車
徒歩で約1分
東北地方に唯一残る辰野設計建築
岩手銀行赤レンガ館
1911(明治44)年完成の岩手銀行(旧盛岡銀行)旧本店本館は、東京駅丸の内駅舎の設計者・辰野金吾と盛岡出身の葛西萬司によるもの。1994(平成6)年、現役の銀行として初めて国指定重要文化財となった後も、2012(平成24)年に役目を終えるまで100年余り銀行業務が続いた。赤レンガをはじめ大理石の営業台、接客用の上げ下げ窓口、鋼の扉や回廊、欄間装飾など洗練された歴史的なデザインだ。
- 住所
- 岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目2-20
- 電話
- 019-622-1236
- 営業時間
- 10:00~16:30受付
- 料金
- 300円
- 定休日
- 火曜、年末年始(12月29日~1月3日)
徒歩で約10分
珈琲豆一粒一粒に愛を込めてドリップ
自家焙煎 いなだ珈琲舎
盛岡駅から川を2つ越えた、南大通の盛岡劇場近くにある喫茶店。入り口の焙煎室にて「遠い国から運ばれた珈琲豆」に愛を込め、自家焙煎する稲田耕基さん。約10種類の豆から、お客の好みに合わせた一杯をハンドドリップする。選りすぐりの「Kブレンド」は、コーヒーがもつ魅力をバランスよく楽しむことができる。ともに味わうミルクやスイーツにも情熱を込めて、自家製を提供する。
- 住所
- 岩手県盛岡市南大通1丁目12-18 松栄館1F
- 電話
- 019-656-7766
- 営業時間
- 7:30~19:00
- 定休日
- 月曜、第2・4火曜
Column
珈琲・喫茶店文化が根付くまち・盛岡
盛岡市は、令和元年度の総務省「家計調査」によると、コーヒー消費量が全国で2番目に多いコーヒーの街である。市内には創業90年を超える喫茶店が現存するほか、自家焙煎のこだわりコーヒーを提供する店も多い。盛岡で自分好みのお店を見つけられるかも。
徒歩で約10分の盛岡バスセンターへ
バス約10分の啄木新婚の家口バス停下車
徒歩で約1分
歌人啄木の足跡を知る借家の武家屋敷
啄木新婚の家
盛岡出身の歌人・石川啄木が1905(明治38)年20歳の新婚時代に3週間を過ごした住宅。武家屋敷を間借りして家族5人で暮らした折、岩手日報に随筆『閑天地』を連載。「我が四畳半」と題し新婚の夢あたたかな情景のほか、「この机のみは我が独占也」などと当時の生活ぶりを描いている。新郎不在の結婚式を挙げた部屋、新聞を読み低い天井を眺めていた姿など、想像を膨らませて。
- 住所
- 岩手県盛岡市中央通三丁目17-18
- 電話
- 019-626-7539(盛岡市交流推進部観光課)
- 営業時間
- 9:00~17:00(12月~3月は10:00~16:00)
- 料金
- 入館無料
- 定休日
- 火曜(12月~3月は火曜・水曜・木曜)、12月28日~1月4日
徒歩で約5分
賢治ゆかりのエリアでショッピング
い~はと~ぶアベニュー 材木町
北上川沿いにある材木町商店街は、盛岡駅から徒歩約10分。古くは川の対岸に春木場があり、材木商が盛んだったことに由来。地元の菓子やパン、工芸や雑貨、盛岡土産を探し求めてショッピングを楽しむことができる。宮沢賢治ゆかりのスポットも随所に。1974(昭和49)年から始まった4月~11月の土曜夕方「よ市」を訪れる人も多い。さまざまな露店が並び、食べ飲み歩きが人気だ。
- 住所
- 岩手県盛岡市材木町7-42
- 電話
- 019-623-3845(材木町商店街振興組合)
- 営業時間
- 店舗により異なる
- 定休日
- 店舗により異なる
徒歩で約2分
童話集を出版した賢治ゆかりの民藝店
光原社
1924(大正13)年、宮沢賢治の生前唯一の童話集『注文の多い料理店』を出版した光原社。創業者との縁で、発刊と同時に社名も賢治が付けた。現在は全国各地の工芸品をセレクトした本館と、賢治に関する資料を展示する「マヂエル館」、中庭には喫茶店「可否館」、外国品を扱う「カムパネラ」、うるし工房が並ぶ。本館向かいには東北の手仕事や菓子などの物産館「モーリオ」がある。
- 住所
- 岩手県盛岡市材木町2-18
- 電話
- 019-622-2894
- 営業時間
- 10:00~18:00(土曜、冬季は17:30まで)、可否館は10:00~16:30LO
- 定休日
- 毎月15日(土・日曜、祝日の場合は翌平日に振り替え)
徒歩で約10分
世界1位の黒ビールを堪能
ビアベースベアレン盛岡駅前
クマのイラストが目を引く「ベアレン」は、盛岡発祥のクラフトビール。全国からビール好きが集う"ベース"では、常時6種類の工場直送の生ビールを味わうことができる。2023年11月、国際ビールコンクール「Finest Beer Selection 2023」国際ビール部門で世界1位となった「Schwarz(シュバルツ)」は、贅沢な味わいとスッキリとした後味が絶妙な「黒のラガー」だ。ビールと合わせたい料理も豊富で、地域食材を使ったメニューが多いのもポイント。
- 住所
- 岩手県盛岡市盛岡駅前通8-11 盛岡駅前ビル地下1F
- 電話
- 019-601-7110
- 営業時間
- 17:00~24:00(土曜は15:00~24:00、日曜・祝日は15:00~23:00、連休の際は最終日が23:00まで)
- 定休日
- 無休
徒歩で約5分
盛岡駅から帰路へ(18:35)
- 文/平山さゆり
- 撮影/鶴飼英絵
- ※上記の情報は2024年9月掲載時点のものです。
- ※紹介する施設への交通手段や時間はおおよその目安です。余裕を持ってお出かけください。
- ※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
- ※表記されている料金は、特別な注記がない限りすべて税込みです。
- ※年末年始、大型連休、お盆休みなどは一部省略してあります。




