世界も注目! 盛岡ふらっと半日ツウさんぽ
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世界も注目! 盛岡ふらっと半日ツウさんぽ
世界も注目! 盛岡ふらっと半日ツウさんぽ
2024.09.26

ニューヨークタイムズ紙(電子版)の「2023年に行くべき52カ所」に選ばれ、世界からも注目の盛岡。歴史的建造物や偉人ゆかりの地を訪ね、地ビールを味わい、半日で気ままに楽しむイイトコ取りの盛岡旅へ。

Schedule

Access

東京から盛岡へ
東京駅
東北新幹線で約2時間10分
盛岡駅
大阪から盛岡へ
大阪国際空港(伊丹空港)
飛行機で約1時間20分
いわて花巻空港
バスで約45分
盛岡駅
福岡から盛岡へ
福岡空港
飛行機で約1時間55分
いわて花巻空港
バスで約45分
盛岡駅

12:00 盛岡駅からスタート

徒歩で約15分

1
12:15

唯一無二の納豆味噌スープと完全自家製麺

柳家 総本店

街のラーメン店にとどまらない柳家は、「麺づくりは、小麦づくりから」を掲げ、10年以上前から自社農園で小麦「ゆきちから」を栽培。50周年を迎えた柳家の全店舗で提供する麺だ。定番の一つ「キムチ納豆ラーメン」は、納豆を混ぜ合わせてさらに発酵させた味噌を使ったスープに、ほどよい辛さのキムチが加わって絶妙なブレンド。独自の完全自家製麺とともに何度でも味わいたい奥深さだ。

まかないから生まれた元祖「キムチ納豆ラーメン」は鉄鍋で供される
入れ替えの早い24席。昼から深夜まで通し営業のため客層もさまざま
創業時の本店が市中心部の映画館通りに移転し総本店として営業
住所
岩手県盛岡市大通二丁目1-23 サンクイーンビル1F
電話
019-651-9100
営業時間
11:00~翌2:30(日曜は11:00~23:30)
定休日
無休

徒歩で約1分の映画館通りバス停へ

バス約7分の盛岡バスセンター下車

徒歩で約1分

2
13:10

東北地方に唯一残る辰野設計建築

岩手銀行赤レンガ館

1911(明治44)年完成の岩手銀行(旧盛岡銀行)旧本店本館は、東京駅丸の内駅舎の設計者・辰野金吾と盛岡出身の葛西萬司によるもの。1994(平成6)年、現役の銀行として初めて国指定重要文化財となった後も、2012(平成24)年に役目を終えるまで100年余り銀行業務が続いた。赤レンガをはじめ大理石の営業台、接客用の上げ下げ窓口、鋼の扉や回廊、欄間装飾など洗練された歴史的なデザインだ。

銀行の建物らしく頑丈な鉄扉。一見、西洋風だが内部には和風の図像も
吹き抜け空間は銀行の旧事務室。現在は催事や展示にも利用される
盛岡銀行当時からの表玄関。船の操舵のような装飾が歴史を物語る
住所
岩手県盛岡市中ノ橋通一丁目2-20
電話
019-622-1236
営業時間
10:00~16:30受付
料金
300円
定休日
火曜、年末年始(12月29日~1月3日)

徒歩で約10分

3
14:10

珈琲豆一粒一粒に愛を込めてドリップ

自家焙煎 いなだ珈琲舎

盛岡駅から川を2つ越えた、南大通の盛岡劇場近くにある喫茶店。入り口の焙煎室にて「遠い国から運ばれた珈琲豆」に愛を込め、自家焙煎する稲田耕基さん。約10種類の豆から、お客の好みに合わせた一杯をハンドドリップする。選りすぐりの「Kブレンド」は、コーヒーがもつ魅力をバランスよく楽しむことができる。ともに味わうミルクやスイーツにも情熱を込めて、自家製を提供する。

マスターが淹れる「あたたかく こころを灯す 一杯の珈琲」700円~
店内の菓子工房で手作りの「しあわせチーズケーキ®」とともに
街角のリノベーション建物1階にある。落ち着いたウッディな内装
住所
岩手県盛岡市南大通1丁目12-18 松栄館1F
電話
019-656-7766
営業時間
7:30~19:00
定休日
月曜、第2・4火曜

Column

珈琲・喫茶店文化が根付くまち・盛岡

盛岡市は、令和元年度の総務省「家計調査」によると、コーヒー消費量が全国で2番目に多いコーヒーの街である。市内には創業90年を超える喫茶店が現存するほか、自家焙煎のこだわりコーヒーを提供する店も多い。盛岡で自分好みのお店を見つけられるかも。

徒歩で約10分の盛岡バスセンターへ

バス約10分の啄木新婚の家口バス停下車

徒歩で約1分

4
15:10

歌人啄木の足跡を知る借家の武家屋敷

啄木新婚の家

盛岡出身の歌人・石川啄木が1905(明治38)年20歳の新婚時代に3週間を過ごした住宅。武家屋敷を間借りして家族5人で暮らした折、岩手日報に随筆『閑天地』を連載。「我が四畳半」と題し新婚の夢あたたかな情景のほか、「この机のみは我が独占也」などと当時の生活ぶりを描いている。新郎不在の結婚式を挙げた部屋、新聞を読み低い天井を眺めていた姿など、想像を膨らませて。

盛岡市内に唯一残る武家屋敷かつ啄木ゆかりの遺跡。市指定有形文化財
新婚夫妻の四畳半の部屋。低い天井裏に隠し部屋があることがわかる
風が吹き抜ける木造平屋建ての一室にある来館記念スタンプ
住所
岩手県盛岡市中央通三丁目17-18
電話
019-626-7539(盛岡市交流推進部観光課)
営業時間
9:00~17:00(12月~3月は10:00~16:00)
料金
入館無料
定休日
火曜(12月~3月は火曜・水曜・木曜)、12月28日~1月4日

徒歩で約5分

5
15:50

賢治ゆかりのエリアでショッピング

い~はと~ぶアベニュー 材木町

北上川沿いにある材木町商店街は、盛岡駅から徒歩約10分。古くは川の対岸に春木場があり、材木商が盛んだったことに由来。地元の菓子やパン、工芸や雑貨、盛岡土産を探し求めてショッピングを楽しむことができる。宮沢賢治ゆかりのスポットも随所に。1974(昭和49)年から始まった4月~11月の土曜夕方「よ市」を訪れる人も多い。さまざまな露店が並び、食べ飲み歩きが人気だ。

商店街の入り口に賢治の銅像がある。賢治の造語「イーハトーブ」にちなんだ名称だ
賢治の世界観を表現したモニュメントが点在。「雨ニモマケズ」の詩碑も
商店街裏にある北上川河畔の散策路から岩手山を眺めることができる
住所
岩手県盛岡市材木町7-42
電話
019-623-3845(材木町商店街振興組合)
営業時間
店舗により異なる
定休日
店舗により異なる

徒歩で約2分

6
16:20

童話集を出版した賢治ゆかりの民藝店

光原社

1924(大正13)年、宮沢賢治の生前唯一の童話集『注文の多い料理店』を出版した光原社。創業者との縁で、発刊と同時に社名も賢治が付けた。現在は全国各地の工芸品をセレクトした本館と、賢治に関する資料を展示する「マヂエル館」、中庭には喫茶店「可否館」、外国品を扱う「カムパネラ」、うるし工房が並ぶ。本館向かいには東北の手仕事や菓子などの物産館「モーリオ」がある。

光原社本館に並ぶのは、陶器や染布、漆アイテムなど美しい民芸品だ
光原社うるし工房オリジナルの漆製品には桐小箱やブローチなどがある
材木町商店街の中ほど、賢治のことば「イーハトーブ」を感じられる場所だ
住所
岩手県盛岡市材木町2-18
電話
019-622-2894
営業時間
10:00~18:00(土曜、冬季は17:30まで)、可否館は10:00~16:30LO
定休日
毎月15日(土・日曜、祝日の場合は翌平日に振り替え)

徒歩で約10分

7
17:30

世界1位の黒ビールを堪能

ビアベースベアレン盛岡駅前

クマのイラストが目を引く「ベアレン」は、盛岡発祥のクラフトビール。全国からビール好きが集う"ベース"では、常時6種類の工場直送の生ビールを味わうことができる。2023年11月、国際ビールコンクール「Finest Beer Selection 2023」国際ビール部門で世界1位となった「Schwarz(シュバルツ)」は、贅沢な味わいとスッキリとした後味が絶妙な「黒のラガー」だ。ビールと合わせたい料理も豊富で、地域食材を使ったメニューが多いのもポイント。

人気のベアレンが味わえる。左から「Classic」「Schwarz」「N Classic」(グラス各580円)
おすすめは、シュバルツを使った「牛ホホ肉の黒ビール煮込み」1,280円
サーバーから注がれるビールをカウンター越しに眺めることができる
駅前ビルの地下にあり鉄道利用のすきま時間に訪れやすいのも魅力
住所
岩手県盛岡市盛岡駅前通8-11 盛岡駅前ビル地下1F
電話
019-601-7110
営業時間
17:00~24:00(土曜は15:00~24:00、日曜・祝日は15:00~23:00、連休の際は最終日が23:00まで)
定休日
無休

徒歩で約5分
盛岡駅から帰路へ(18:35)

  • 文/平山さゆり
  • 撮影/鶴飼英絵
  • ※上記の情報は2024年9月掲載時点のものです。
  • ※紹介する施設への交通手段や時間はおおよその目安です。余裕を持ってお出かけください。
  • ※料金・営業時間・定休日などは変更になる場合がありますので、事前にご確認ください。
  • ※表記されている料金は、特別な注記がない限りすべて税込みです。
  • ※年末年始、大型連休、お盆休みなどは一部省略してあります。