部署横断でのチームワークで次世代の東北新幹線車両・E10系を開発中
部署横断でのチームワークで
次世代の東北新幹線車両・E10系を開発中
2026.03.19

2030年度の営業運転開始を目指す、JR 東日本の次期東北新幹線車両・E10系の開発が佳境に入っている。JR東日本のグループ経営ビジョン「勇翔2034」に掲げるライフスタイル・トランスフォーメーション(LX)を創造するため、今回は車両設計担当だけでなく、サービス品質担当や輸送戦略担当なども合わせた部署を横断したメンバーで検討が進んでいる。さらに、デザイン担当にはJR東日本の車両として初めて海外の戦略デザインファームを起用し、英国ロンドンのtangerine(タンジェリン)社が参画した。すでに量産先行車の製造に向けた詳細設計段階に入っており、その姿に対面できる日が着々と近づいてきている。
今回は、開発に携わった各セクションのメンバーに話を伺い、開発の裏側やその思いに迫った。

2030年代の社会を見据えた次世代の新幹線

東北新幹線を最高320km/hで運転するE10系は、JR東日本の新幹線ネットワークの次世代を担う車両だ。安全と大量高速輸送を実現しつつ、ライフスタイルが多様化する社会の変化に対応した輸送サービスの質的な変革を推進すべく、現在、開発が進められている。そこで、E10系の開発に向けて車両設計を担当するJR東日本 鉄道事業本部 モビリティ・サービス部門 車両技術センターの山崎芳成マネージャーと、車両メンテナンスの視点から車両設計に関わるJR東日本 新幹線統括本部 新幹線運輸車両部 車両ユニットの矢嶋直樹さんに話を伺った。

2030年度の営業運転開始を目指し、開発が進められているE10系(イメージ)

山崎 E10系は東北新幹線などで現在運行されているE2系およびE5系の後継となる車両です。その開発に当たっては「究極の安全の追求」「お客さま志向」そして「サステナブルな社会の実現」をコンセプトにしています。

まず「究極の安全の追求」では、これまで以上に地震対策を強化しています。JR東日本では、2004年に新潟県中越地震が発生した際、営業運転中の新幹線車両が脱線してしまったという経験などを教訓に、地震により万が一車両が脱線しても大きく逸脱しない「L型車両ガイド」を開発し、導入を進めてきました。さらに、ブレーキ距離の短縮や、地震発生時の揺れを吸収して車両が損傷したり脱線したりしにくくするための「地震対策左右動ダンパ」の改良などの研究も進め、次世代新幹線開発の試験車両「ALFA-X(アルファエックス)」などで検証を重ねてきました。これにより緊急停車ブレーキ距離をE5系よりも15%程度短縮できる高減速ブレーキシステムが開発され、E10系にはこうした技術を組み込んでいます。

「お客さま志向」については、お客さまがどういうことを求めていらっしゃるのか、または逆に求められていなかったのか、原点から見直しました。現在の社会環境を基本に、E10系が営業運転を開始する2030年代の社会を予想しながら議論を重ね、開発を進めてきました。

矢嶋 今後の社会課題として、人口減少が進む中、「サステナブルな社会の実現」というコンセプトも重要です。鉄道を運営する上でも車両や線路を保守管理していく人材の減少は避けられず、人的な作業を省力化した「スマートメンテナンス」を実現していかなければなりません。

JR東日本の新幹線では、電気・軌道総合検測車の「East- i(イーストアイ)」、あるいは新たな新幹線モニタリング車 「SMART-Green(スマート・グリーン)」と「SMART-Red(スマート・レッド)」などによって線路や電力・信号などの状態をチェックし、ICTも活用したスマートメンテナンスを行っています。
E10系の一部編成にはこうした専用車両に準じた検測機能を搭載し、より効率的な情報収集を支援していく考えです。これにより安全・安定輸送のさらなるレベルアップを目指すとともに、将来の労働人口の減少にも対応していきます。

さらにE10系では、車両に搭載されている機器などの状況を自ら常時確認するシステムも備えています。こうした膨大なデータを随時収集することで、これまでよりも高頻度に車両の状態を把握でき、適切なメンテナンスが行えるようになります。スマートメンテナンスを実現することでより安全で質の高いサービスの提供が実現します。こちらも、サステナブルな社会の実現に向けた試みです。

E10系の開発に当たり、JR東日本では車両設計だけでなく、さまざまな部署の社員を巻き込みながら設計を深度化。より多くの視点から検討を重ねることで「お客さま志向」のE10系が構築されていった。

山崎 私はJR東日本に入社して25年ほどです。そのうち半分以上は車両設計を担当していますが、今回のE10系開発では従来の車両開発よりも、よりいっそう部門を超えたチームでの共同作業となりました。前述の通り「お客さま志向」を開発コンセプトの一つに掲げており、その実現に向けてさまざまな角度から検討することになったのです。

この作業はわれわれ車両担当だけではなく、直接お客さまへのサービスを担当するサービス品質担当や輸送戦略担当などと一緒に取り組みました。いろいろな人が加わった議論はとても印象に残っています。他の部門の人たちと今回のような濃い関わり方をしたのは初めてで、中には車両設計の立場では出てこない発想もありました。もちろん私は設計の技術者なので、いろいろな意見がある中でも、安全については絶対譲れないところですが。

東日本旅客鉄道株式会社
鉄道事業本部 モビリティ・サービス部門 車両技術センター
鉄道設計技士(鉄道車両)
マネージャーの山崎芳成さん

矢嶋 私もいろいろな部門の人たちと議論したことが印象に残っていますが、私の仕事としてはスケジュールの管理もありました。E10系の営業運転に向けて、調査設計、基本設計、詳細設計と段階を踏んでいきます。さらに車両が完成してからも、さまざまな走行試験を重ね、そこから量産へと進めます。予定では2027年秋以降に量産先行車が落成し、試験を始めることになりますが、このスケジュール通りに進めるのが大変です。今のところ、何とか予定通りに進んでおり、ほっとしているところです。

東日本旅客鉄道株式会社
新幹線統括本部 新幹線運輸車両部 車両ユニット
矢嶋直樹さん

山崎 新型車両の開発にかかる時間は車両によって大きく異なりますが、E10系の場合、「ALFA-X」での検証に要した時間も開発時間に入れてもいいかと思います。「ALFA-X」での検証はE10系だけに向けたものではありませんが、将来の新幹線を見据えたさまざまな技術を組み込み、2019年から検証を重ねてきました。その技術の一部はE10系にも反映されています。そうした技術要素も包括すると、E10系の開発には大体10年ぐらいかかっています。

矢嶋 現在、東北新幹線といえばE5系の緑色の車両を思い浮かべると思いますが、2030年代になると、このE10系が活躍しており、当社の新幹線の顔になるのかなと考えています。その時のお客さまに乗って良かったと感じていただくことを目指しています。

サービス品質担当や輸送戦略担当の視点が「お客さま志向」をレベルアップ

「お客さま志向」のさらなるレベルアップを目指し、これまで培った新幹線に関わる経験をプロジェクトに活かしてきた、サービス品質担当、輸送戦略担当の社員たち。
車内での仕事や勉強などの作業の利便性を高める「TRAIN DESK」のさらなるグレードアップなどの実現を目指すJR東日本 鉄道事業本部 モビリティ・サービス部門 輸送戦略ユニットの竹内大輔チーフと石丸淳一さん、JR東日本 新幹線統括本部 東京新幹線運輸区 サービス品質ユニットの山﨑美菜子さんに話を伺った。

E10系では「TRAIN DESK」を発展させたサービスを導入予定(イメージ)。Wi-Fiルーターの増設による通信環境の改善や、コンセントに加えてUSB電源も設置予定だ

石丸 私は特に車内空間の価値向上を目指して本プロジェクトに参画していますが、中でも「TRAIN DESK」のさらなる発展にはE10系における目玉の一つとして注力してきました。
「TRAIN DESK」は「移動時間を、自分時間に。」をコンセプトに、仕事や勉強など移動時間の価値を高める車内サービスです。現行の「TRAIN DESK」では、シート配列を2列+3列として配置していますが、E10系の新サービスではあらかじめ2列+2列で設計して隣席とのスペースにゆとりを持たせた上、さらに隣の席同士で視線が気にならないようにディバイダと呼ぶ仕切りを付けるなど、「移動時間の有効活用」という価値をさらに高めるための機能を備えています。

例えばテーブルの大きさは、パソコンでマウスを使う際の作業性を考えて広げました。現行のテーブルでもマウスを使うことはできますが、少し手狭です。アンケートなどからもそういったニーズを把握しており、私自身も出張利用の際にパソコンを使った経験から、同じ思いを持っていました。

竹内繰り返しになってしまいますが、E10系では「TRAIN DESK」を発展させ、より高いレベルでサービスを提供していくことを目指しています。現行の「TRAIN DESK」は既存の車両設備のまま、利用ルールによってつくられる車内環境を価値としているのに対し、E10系は新規に開発するため、設備を含めて一から構築することができました。

ただ、新車といってもその開発には多くの制約があることを改めて感じました。例えば座席間のディバイダ新設やテーブルの拡張に当たっても、スペースや強度など、新幹線車両ならではの制約が数多くありました。では、どうやったら導入できるのか?と研究開発担当を含む車両のチームと試行錯誤を重ね優先順位をつけながら、実現に向けて検討を進めていきました。車両開発は実に多くの事を考えていかねばならないと強く思ったものです。

E10系では「TRAIN DESK」を発展させたサービスの提供に加えて、バリアフリー対策や授乳室の新設も予定されている。

従来の車両に比べて拡充されたE10系の車いすスペース(イメージ)
E10系には授乳室も設置予定だ(イメージ)

山﨑私はもともと新幹線で車掌をしておりましたので、お客さまと直接関わりながら、お客さまの視点を強く意識してきました。今回、その経験を生かしてE10系の開発に参画することになりました。

E10 系では従来の車両と同様に、国土交通省の「バリアフリー整備ガイドライン」に沿って車いすご利用環境を整備しています。さらに、車いすに乗ったまま車窓をお楽しみいただけるような車いすスペースも設置しています。

また、赤ちゃんや小さなお子さまをお連れのお客さまへの配慮も必要です。
従来の車両では、授乳の際に多目的室をお使いいただいておりますが、この多目的室は具合の悪い方などさまざまな事情を持ったお客さまも使用されますので、授乳のタイミングでご利用されるのが難しいこともあります。

多目的室は授乳目的のご利用が大きな割合を占める傾向があり、私も車掌の経験から、同様の認識を持っていました。そこでE10系では授乳されるお客さまがより安心してご利用いただけるように、多目的室とは別に専用の授乳室を追加いたしました。

多彩なメンバーがチームで進めてきたE10系の開発。より多くの経験と視点が集まり、創意工夫が進んだ。

竹内 JR東日本の新幹線車両開発に私たち輸送戦略担当の人間がこんなに深く関わったのは初めてのことだと思います。私自身も経験がなく、最初は分からないことばかりでした。

一番印象的だったのは、やはり車両設計特有の制約条件です。先ほどお話しした、さまざまな制約や条件を、車両設計部門の人たちはとても精緻に設計していくのです。さらに、こんなところまで考えているのかと思うこともありました。例えば、お客さまが手を挟まないようにする安全対策が随所に施されているなど、乗客としてただ乗車しているだけでは気付かない、いろいろな創意工夫がされているのだということを改めて感じました。

tangerine社との仕事もいい経験になりました。彼らはデザインをする上で、お客さまに対してどういう価値を提供するのかを一緒に考えていくのですね。意見の応酬も活発で、そこから新しいものが生まれ、ブラッシュアップしていく工程が非常に印象的でした。また、私たちは鉄道側の目線が強くなってしまいますが、彼らからすごく素朴に「なぜ?」と聞かれ、新しい物の見方に気付かされました。「TRAIN DESK」にしても「そんなに誰もが新幹線の中で仕事をしたいの?」というような意見もあり、初心に返って考えるきっかけになりました。

東日本旅客鉄道株式会社
鉄道事業本部 モビリティ・サービス部門 輸送戦略ユニット
チーフの竹内大輔さん

石丸 私もtangerine社との仕事が印象的でした。JR東日本に就職してから海外の会社と打ち合わせの機会を持つのは初めてだったので緊張しました。先方とオンライン会議を開くときは、ロンドンの時間に合わせて夕方の18時からスタートするのですが、それでも向こうでは朝の9時なのですね。
私はこの部署に配属されてまだ1年半で、鉄道会社にいながら車両開発に携わるのは今回が初めてですが、車両開発に携わったことで、自分が新幹線を利用する際の視点が変わりました。乗車する際は、どういうことが快適で、移動時間が良いものになり、うれしい気持ちになるのかといったことについて考えるようになりました。先ほど申し上げた「TRAIN DESK」の改善はそういった経験からの発想です。

東日本旅客鉄道株式会社
鉄道事業本部 モビリティ・サービス部門 輸送戦略ユニット
石丸淳一さん

山﨑 それぞれ専門性を持った異なる部署の人と議論すると、いろいろな角度からのものの見方を知ることができて勉強になります。私はトイレのデザインにも携わりましたが、そのシンボル表示についても、従来の日本における男性が青、女性が赤といった昔からのイメージが国際的に通用するものなのかということや、性差を感じさせないデザインにした時のメリット、デメリットなどについて考えるきっかけになりました。

東日本旅客鉄道株式会社
新幹線統括本部 東京新幹線運輸区 サービス品質ユニット
山﨑美菜子さん

JR東日本の車両としては初めて海外デザインファームを起用

E10系の開発に当たり、JR東日本は英国ロンドンに拠点を置く戦略デザインファームtangerine社を起用した。彼らの感性とグローバルな経験がE10系の魅力をさらに引き出すことになった。
E10系の打ち合わせで来日したtangerine社のチーフクリエイティブオフィサー・Matt Round(マット・ラウンド)さんに話を伺った。

Round 「tangerine」は長い歴史を持つデザインファームです。私たちはデザインがビジネスにとって変革的であり、クライアントのあり方を再構築する重要な戦略ツールだと考えています。これまで世界中のさまざまな業界のクライアントとグローバルな仕事をしてきましたが、交通業界では鉄道・航空・自動車、さらには駅や空港といった空間のデザインに至るまで広く関わってまいりました。

「Design that moves you」 ― 私たちはデザインが人々を動かす力を持っていると考えています。例えば交通という分野においては3つの「Move」の力があるでしょう。

1つ目は、お客さまをAからBへ移動させる物理的な「Move」の力。2つ目は、その移動の間にお客さまの心を無関心から関心へと変えていく、感情を動かす「Move」の力。これがブランドと関わる動機となります。さらに3つ目は、企業が現在の状況から未来に向けて掲げた目標を達成させるための、ビジネスを「Move」させる力にもなると信じています。

私たちは、企業が組織の変革を促進するためには、創造的な飛躍へと踏み出すことが重要だと考えています。その方向性は企業ごとに違いますが、私たちの仕事はクライアント企業のビジネスに合った変革をデザインによって支えていくことなのです。

E10系のデザインを構築するに当たっては、さまざまな要素を洗い出し、それぞれのバランスを取りながらコンセプトをまとめていきました。これらは大変な作業ですが、私たちはそれが人々に感動を与えるデザインの中心にあると考えているのです。

また、JR東日本の車両は運用面でも配慮が行き届いています。耐久性が高く、実用的、そして費用対効果も高い。私たちのデザインはこうした運用面の要求にも対応できるように、ベストなバランスを取っています。

E10系のデザインは、東北地方の風土と日本の伝統的美意識を融合して構築された。

車体側面の曲線のデザインは、桜の花弁からインスピレーションを得た(イメージ)
グラデーションが美しいグリーン車のインテリアデザイン(イメージ)

Round E10系のデザインは、この車両が走る東北地方の風土から得たインスピレーションで構築していきました。

プロジェクトを開始するに当たり、E10系が運行することになる東北新幹線にも実際に乗車してみました。森の中の木々、海に落ち込む崖、岩が連なる磯浜といった東北地方が持つさまざまな色。森や海などの自然の色彩は光とともに変化していきます。日が暮れるにつれて彩度が下がり、暗くなっていく。こうした要素のいくつかはE10系の色彩設計に取り入れており、車体の基色となった「Tsugaru green(津軽グリーン)」や「Evening elm(イブニングエルム)」もここから生まれました。

また、車体側面の曲線を車両間でつなげたデザインは、桜の花弁にインスピレーションを受けています。桜の花は5枚の花びらから成っていますが、花びらの縁が隣り合わせた部分に美しい形が見られます。日本らしさを表現するモチーフとでもあると考え、採用しました。

インテリアは、日本の心や日本の伝統的美意識、職人技からインスピレーションを得ています。ここではグラデーションも多用していますが、これは自然界が単色による構成ではなく、全ての色が動きを見せているからです。

デザインの構築に向けて、新幹線に関わるさまざまな部門とワークショップを実施、丁寧に皆の意見を集めていった。これが「tangerine」の基本プロセスだ。

Round ユーザーが感じる機能性と快適さ、この2つは実は非常に密接に関連しており、機能性が優れていると感じれば、それは快適となるのです。

デザインを通してその空間に機能性と快適さをいかに構築するかが重要なのです。これには、人間工学による身体的快適性の側面だけではなく、利用者の感情的な快適性の側面も含まれます。

私たちはこれまでさまざまなデザインを担当してきましたが、常に考えているのは、どんなデザインでも最も重要なのはデザインしたものを使う人たちだということです。

E10系では、エンドユーザーであるお客さまに限らず、列車の乗務員から保守スタッフまで、サービス提供に関わる全員をユーザーとして想定しており、あらゆるタイプのユーザーが快適と感じることが極めて重要と考えています。

さらにもう一つ重要なのは、今回のE10系でJR東日本が何を達成しようとしているのかということです。彼らと話し合いながら、彼らの優先事項を明確にすることに協力してきました。そこから私たちが目指すブランドの形が定まり、それをどのように表現するかを考えていくのです。

ここへ行き着くまでにJR東日本のさまざまな部門のステークホルダーとワークショップを開催してきたことで、設計の対象は多様なニーズと優先事項に対応すべく幅広い範囲に及びました。アイデア開発のためには時間をかけて、サービスを提供する人々、サービスを支えるエンジニア、そして製造を担当する各メーカーと話し合います。つまり、デザインの開発には多くの関係者が関わっているのです。

並行して、新幹線を利用するさまざまなお客さまについても調査を行いました。彼らの身体的、感情的ニーズに応え、どのクラスを利用するお客さまにも満足していただける優れたデザインを提供することを目指しています。

こうした多くの関係者に参加していただくことが、私たちの手法における共通のプロセスです。クライアントのニーズはそれぞれ異なるため、毎回調整しています。これらのプロセスに時間をかけて考えていくことで、効果的なデザインが構築されるのです。

tangerine
チーフクリエイティブオフィサー
Matt Roundさん

E10系開発にまつわるお話を伺った方々から、デビューを待つお客さまへのメッセージ

山崎(芳) お客さまには、旅行やビジネスなど、いろいろなシーンでご利用されて喜んでいただきたいと思っています。もちろん、自分が携わった車両ですので、自分でもプライベートで乗りたいです。できれば今まで開発に携わったメンバーと一緒に乗って、同窓会ができると最高ですね。

矢嶋 2030年度の営業運転開始を楽しみにしていただきたいです。お客さまの期待に沿えるE10系になっておりますので、楽しみにお待ちいただければと思います。

竹内 私たち自身もどんな車両ができるのかと、ドキドキして楽しみにしています。ご期待ください。

石丸 E10系には「TRAIN DESK」を発展させたサービスをはじめ、新しい要素がたくさん入っています。鉄道の旅ってこんなにいいものなのかと、改めて感じていただければ幸いです。

山﨑(美) 新幹線は、さまざまなお客さまが同じ場所で同時に利用する特殊な環境です。いろいろな方がそれぞれ快適に過ごせる空間を目指して、きめ細かいサービスと配慮をご提供します。皆さまに披露できる日を楽しみにしております。

Round JR東日本と協力してこのような名誉あるプロジェクトに取り組めたことを光栄に思います。私たちはJR東日本、日本の皆さま、そして新幹線を利用する全てのお客さまに対して大きな責任を果たしていきたいと考えています。この列車が運行開始された暁には、皆さまに素晴らしいサービスを楽しんでいただけることを願っています。

インタビューにご協力いただいた皆さん
「E10系のプロジェクトに取り組めて光栄です」とRoundさん
  • 文/松本典久
  • 写真/岩堀和彦
  • 協力/JR東日本
  • ※内容は2026年2月時点のものです。